東レ 企業分析


東レ企業分析

◆企業概要

日本の合成繊維メーカー最大手。 代表製品は、合成繊維では、ポリエステル繊維のテトロンやアクリル繊維のトレロン、人口皮革のエクセーヌなど。また、取り扱っている分野は合成繊維の他にも炭素繊維、プラスチックフィルムなどの合成樹脂や光ファイバー、半導体などの情報通信機器、水処理のための逆浸透膜エレメントやろ過モジュールなども扱っています。特にトレカと呼ばれる炭素繊維は世界一のシェアを誇ります。

そんな東レですが、経営理念は

『わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します。”Innovation by Chemistry” をコーポレート・スローガンとして、Chemistryを核に技術革新を追求し、「先端材料で世界のトップ企業」を目指している。また、技術革新のみならず企業活動の全ての領域において、”Innovation(革新と創造)”に挑戦することを宣言している』(東レ 経営理念および長期経営ビジョンページより引用)

となっています。

◆事業内容

○繊維事業

ナイロン・ポリエステル・アクリル等の糸・綿・紡績糸及び織編物、不織布、人工皮革、アパレル製品

⇒ユニクロのヒートテックを生み出したのは東レの繊維事業である。

○プラスチック・ケミカル事業

ナイロン・ABS・PBT・PPS等の樹脂及び樹脂成形品、ポリオレフィンフォーム、ポリエステル・ポリプロピレン・PPS等のフィルム及びフィルム加工品、合成繊維・プラスチック原料、ゼオライト触媒、医・農薬原料等のファインケミカル、動物薬(但し、下記「情報通信材料・機器事業」に含まれるフィルム・樹脂製品を除く)

○情報通信材料・機器事業

情報通信関連フィルム・樹脂製品、電子回路・半導体関連材料、液晶用カラーフィルター及び同関連材料、磁気記録材料、印写材料、情報通信関連機器

○炭素繊維複合材料事業

炭素繊維・同複合材料及び同成形品

⇒炭素繊維事業が強い

強度は鉄の10倍、重さは4分の1。”夢の素材”として航空機や自動車などへの採用拡大が期待される炭素繊維。世界トップの東レが首位固めに動く。世界4極での積極的な設備投資などにより、炭素繊維複合材料事業を2020年に売上高3000億円、営業利益600億円と、前12年3月期比で売上高4.4倍、営業利益7.7倍にまで引き上げる計画だ。

出典 : toyokeizai.net

○環境・エンジニアリング事業

総合エンジニアリング、マンション、産業機械類、環境関連機器、水処理用機能膜及び同機器、住宅・建築・土木材料

○ライフサイエンス

医薬品、医療機器

○その他

分析・調査・研究等のサービス関連事業

事業を見ていく上で実際にその事業が作り出した製品(プロダクト)を見た方がイメージしやすいかもしれません。

東レが開発した製品のうち代表的なものをピックアップしました。

▼主要製品

3大合成繊維(ナイロン、ポリエステル(テトロン)、アクリル繊維(トレロン))
フィルム製品合成樹脂 エンジニアリング・プラスチック(6.66ナイロン(アミラン)、PBT(トレコン)、ABS(トヨラック))スーパー・エンジニアリング・プラスチック(PPS(トレリナ)、LCP(シベラス))
炭素繊維(トレカ)
カラーフィルター
CD媒体、DVD媒体
浄水器(トレビーノシリーズ)
人工腎臓(フィルトライザー
コンタクトレンズ(ブレス・オー)

炭素繊維複合材料はボーイング787の一次構造材に採用され、機体の軽量化に貢献している。PAN系炭素繊維メーカーとしては、世界最大手である。
民生品では、微細繊維眼鏡拭き「トレシー」の製造元として有名。微細繊維が油分をとる効果に着目したもの、洗顔用としても売れた。
また、同社の開発した中空糸膜を利用した家庭用浄水器「トレビーノ」シリーズでも有名である。

(参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/東レ)

◆東レの強み

東レは、合繊最大手として、炭素繊維世界首位を誇ります。その他、電子材料分野や水処理用の逆浸透膜など新たな分野に積極的に進出し、新規需要開拓への期待が高まっています。

▼グローバルな事業展開

海外に拠点が100ヶ所以上存在するなど、グローバルな事業展開を行っていることが挙げられます。発展途上国で重宝される可能性が高い、高度な水処理の技術に着目しており、今後海外での更なる市場の拡大、売上の増加が期待されます。

参照:http://syukatsuoen.web.fc2.com/tore.html

▼繊維が強い

事業別売り上げシェアのうち繊維が41%を示して、中心の事業であることが伺えます。

◆まとめ

東レはメーカーということで我々が日々使っている日常品を作っている会社でもあります。

素材で世の中を変えたい方という強み思いを持った方が強く求められていることでしょう。


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