あなたはちゃんと説明できますか?中小企業とベンチャー企業の違い


中小企業とベンチャー企業の違い

中小企業とベンチャー企業の違い

会社の総称としてよく用いられる「中小企業」と「ベンチャー企業」という言葉。非常によく使われている言葉ですが、皆さんはこの二つの違い、説明できますか?

「ベンチャー企業はなんとなく新しいイメージ」や「中小企業は地域密着型で・・・」など、なんとなくイメージが思い浮かぶものの、中小企業とベンチャー企業の違いが正直わからないという人は多いのでしょうか?

そこで今回は中小企業とベンチャー企業の違いについて書こうと思います。

中小企業とベンチャー企業の定義

辞書

中小企業

中小企業には、明確な定義が存在し、以下のいずれかに該当する企業を指します(細かいので読みとばしても構いません)。

  1. 資本の額(資本金)又は出資の総額が3億円以下の会社並びに常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人であつて、製造業、建設業、運輸業その他の業種(次号から第四号までに掲げる業種を除く)に属する事業を主たる事業として営むもの
  2. 資本の額又は出資の総額が1億円以下の会社並びに常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人であつて、卸売業に属する事業を主たる事業として営むもの
  3. 資本の額又は出資の総額が5000万円以下の会社並びに常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人であつて、サービス業に属する事業を主たる事業として営むもの
  4. 資本の額又は出資の総額が5000万円以下の会社並びに常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人であつて、小売業に属する事業を主たる事業として営むもの

Wikipediaより

つまり何が言いたいかというと、中小企業は、「会社の規模」で明確に定義されているということです。したがって、創業して何年経っていてもこの基準を超えなければ中小企業です。

ベンチャー企業

ベンチャー企業は、中小企業と異なり、明確な定義は存在しません。したがって、スタートアップのような非常に小規模な会社だけでなく、DeNAやGREEなど、今や大企業と同等の規模の企業も、ベンチャー企業と呼ばれたりします。

それでは、一体ベンチャー企業とは何なのでしょうか?定義がない以上、明確にこうだ!とは言えませんが、

しばしば「革新的な技術やサービスを用いて、急成長を狙う企業」のように表現されます。

つまり、今まで世になかった新しい価値を提供することで利益を上げ、発展していこうとする企業のことをベンチャー企業と言います。

中小企業とベンチャー企業の違い

ビジネスモデル

ここまで書いた中小企業とベンチャー企業の違いは、ビジネスモデルと安定性という点に現れます。ここでは、この二点について具体的に説明していこうと思います。

ビジネスモデルの違い

中小企業のビジネスモデルは、既に確立されたモデルに基づいたものです。町工場のような物を造って売るモデルや、レストランなど、既存のモデルを用いている企業は中小企業に分類されます。

それに対して、ベンチャー企業のビジネスモデルは、世の中に存在しないものです。したがって、自分たちで革新的なアイデアを出し、モデルを一から作り上げなければなりません。その分、新しいものを生み出すのが好きな人や、一から何かを作り上げたい人にはとてもやりがいのある環境と言えます。

安定性の違い

ビジネスモデルの違いにより、中小企業とベンチャー企業では安定性が全く異なります。

中小企業は、すでにあるビジネスモデルを採用しているので、どのように仕事を進めていけば良いかが明確です。ドカンと爆発的に利益を上げることはあまりありませんが、コツコツとビジネスを継続していくので、安定性は比較的高いと言えます。ただ、利益率があまり高くないことを低賃金でカバーすることも多いので、従業員の給料が安いことが多いです。

それに対して、ベンチャー企業はハイリスク・ハイリターンです。世の中にないものを生み出すので、当たれば莫大な利益が獲得できる可能性もあります。ただ、真新しいビジネスということは、業務プロセスも新しく、模索しながら進んで行くため、壁にぶつかる可能性もあります。また、そもそも新しいものを生み出すので、人々に受け入れられるかがわからないというリスクも存在します。

メディアに取り上げられたり、イノベーティブな会社と紹介されるベンチャー企業は、一握りの成功例であって、成功した企業の何倍ものベンチャー企業が生まれては消えていることを知っておいてください。それでも、チャレンジングな環境で、世の中にインパクトを与えたい人には最高の環境でしょう。

まとめ

中小企業とベンチャー企業の違いについて理解いただけたでしょうか?

ひとくくりに中小企業、ベンチャー企業と言いましたが、もちろん会社ごとに事業内容や雰囲気など、異なる点も多々ありますが、ザックリとこのような違いがあるので、企業を見る際の参考になれば幸いです。