悩む暇があれば動け! 前へ進み続ける起業家、古橋智史のキャリアと考え方(後編)


古橋智史のキャリアと考え方(後編)

古橋智史のキャリアと考え方(後編)

新卒で入ったみずほ銀行を1年で辞め、海外バックパック、Speee、リアルビジネスを経験した後に、自らスマートキャンプを立ち上げ、経営する古橋智史氏。「悩む暇があったらとにかく動くこと」。これが彼のハイスピードなキャリアステップの根底にあった!(前編はこちら)

新規開拓営業をしまくったSpeee時代

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– Speeeではどんなお仕事をされていたんですか?

Speeeでは、新規開拓営業ですね。企業のリストからテレアポをして、契約を取る仕事をしていました。その時はSEOっていう商材を取り扱っていたんですが、SEOの中でも価格帯が高い方だったので、相手の状況や、ウェブサイトの改善点をきちんと深掘りした上で提案していました。

基本的に1人で新規見込顧客の開拓から、提案のクロージングまでを一貫して全部やってまいました。その時に資料を大量に作ったりもしていました。

– 営業ではどのような工夫をしていましたか?

最初の3ヶ月間はひたすら数をこなしてましたね。朝四時くらいまでテレアポリストを作って、発注確度が高くない企業にも、先輩から譲ってもらってかけまくってました。

– 結果はどうだったんでしょうか?

最初の3ヶ月は中々成果に結びつかなかったんですが、4ヶ月目から花開きましたね。それ以降は、最初の3ヶ月にかけた見込顧客からの発注や、その人に別のお客さんを紹介してもらえたので、新規のテレアポはせずに一年くらい仕事できました。

– 古橋流のテレアポ術ってありますか?(笑)

とにかく笑うことですね。(笑)

テレアポとかって、声のトーンも同じで、マニュアル読んでいる感じがして、正直かかってくるとうざいじゃないですか(笑)

だから僕は開口一番笑うっていうとんでもないテレアポをしてましたね(笑)

「っはは、お世話になりますー!」みたいな。いきなり10年来の知己みたいな感じで話し出して、笑ってたらアポとれたこともあります(笑)向こうからしたら、気になるんじゃないですかね。なんでこいついきなり笑ってるんだろうって(笑)

これはテレアポに限らず、提案の現場でも同じで、会議室中に響くでかい声で笑ってましたね。相手の話を聞いて同調して、楽しく話すことをすごく心がけていました。

– 斬新ですね(笑)

まぁずっと笑っているだけじゃなくてちゃんと提案もしてましたよ。(笑)

ちなみにこのテレアポは何人かに継承しようとしましたが、あまり上手くいかなかったですね(笑)

Speeeを一年で退職し、自分の手でビジネスを始める

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– なぜSpeeeを辞められたんですか?

25歳の内に自分で事業をやりたいと思ってたんですよね。で、ちょうど25歳だったので、挑戦しようと思って辞めました。

– そのあとは確かリアルビジネスをやられてたんですよね?

先輩に「イベント屋みたいなことをやらない?」と誘われたので、一緒にやりました。自分で一から始める前に、一旦まず、ビジネスを回す経験をしようと思って立ち上げた感じですね。立ち上げてすぐ黒字になったんですけど、色々と事情があって辞めました。

– 色々というのは・・?

具体的なことは話せないんですけど(笑)、単純に自分がビジネスを守る術を知らなかったことですね。ビジネスを死ぬ気で守る術を考えていなかったなと。なので、今のサービスはその点もしっかり考えて設計しています。

ホワイトカラーの生産性を上げたい!自身の原体験を元に、スマートキャンプを立ち上げる

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– その後、スマートキャンプ株式会社を立ち上げ、始めたサービスが資料作成代行サービスのSKETでしたよね? これはどういう所から生まれたアイデアなんでしょうか?

基本的に自分の原体験から生まれています。大企業とベンチャー両方に勤めて感じたことが、どちらにも共通する「無駄」が存在し、まだ効率化できるなということでした。その中の一つが資料作成だったんです。

ビジネスマンって、すごく資料作成に追われているんですよね。最初の内はスキルアップに繋がるから良いと思うんですけど、タスクになりがち。それを切り出してあげることで効率化できたら良いなと思って立ち上げたサービスがSKETです。

多分長年働いている人からすると、「そんな経験が少ないお前に何がわかる」って言われそうなのですが、経験が少ないからこそ、効率化出来る工夫を思いつくということもあると思います。

勿論、経験が少ないことは否めません。(笑)

– スマートキャンプではどのような社会を実現させたいですか?

スマートキャンプでは、「日本のホワイトカラーの生産性を飛躍させる」ことをビジョンとして掲げています。先ほど言ったように、自分の少ないビジネス経験の中で感じてきた「不」をITやテクノロジーを使って解決していきたいですね

波乱万丈なキャリアを歩んできた古橋氏にとって、転職とは・・・?

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– 自分の意思でどんどん新しい道を切り開いていく古橋さんにとって、ズバリ「転職」とは何でしょうか?

「自分のやりたいことを選択出来る権利」ですね。僕もそうなんですけど、働いてからわかることもたくさんあると思うんですよ。22歳の時の選択肢が必ず正しい訳ではないですし。仮に軸はぶれていなくても、環境が変わるから選択肢は自然と増えていきますし。そこで柔軟に動けるようにしてくれるのが転職だと思います。

やりたいことがあるなら、どんな手段を使ってでもすぐに実行すべきだと思います。怖がる必要はないです。勿論、先輩とか家族とかのアドバイスも大事だと思うのですが、あくまでの自分の人生の主役は自分なので、徹底的に自己肯定していいと思っています。(笑)

– 最後にキャリアについて悩んでいる25〜30歳のビジネスパーソンに向けてメッセージをお願いします。

悩んで今の仕事に手がつかなくなるくらいなら、辞めた方が良いと思う。

悩むのももちろん大事だけれど、悩み方が大切で、「アクティブに悩む」方が良いですね。今は、自分で取りに行けばいくらでも欲しい情報は手に入るし、転職エージェントさんや転職相談アプリもあるし、動かないで閉じこもってるのはもったいない。

悩んでるなら、行動するか、それを抑えて黙って一生懸命働くかのどちらかが良いですね。とにかく動くことが大事だと思います。

– 古橋智史さん、ありがとうございました!!