【TED】エリザベス・ギルバートの語る、成功と失敗と創り続ける力について


【TED】エリザベス・ギルバートの語る、成功と失敗と創り続ける力について

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一般に「成功」、「失敗」というと、両者は対極に位置するものです。成功は人に喜ばれるものでありますが、失敗は多くの人に恐れられるものであり、そして、誰もが成功することを願って日々生活していると思います。

しかし、「食べて祈って恋をして」で大成功を収めた作家、エリザベス・ギルバートは、正反対に思われる「成功」と「失敗」は実は似通ったものであると言います。

今回は、そのTEDスピーチの内容をご紹介します。

「食べて祈って恋をして」の後のエリザベス・ギルバート

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冒頭にも書きましたが、エリザベス・ギルバートは、「食べて祈って恋をして」の作者であり、この本で大成功をおさめた作家です。

彼女はこの本が自身にとっての大きな転機であり、同時にこの本によって、作家として続けていくには難しい立場になったと語ります。次の作品に対する周囲の期待に応えられないのではないかという思いや、自分のことを好ましく思わない人が、自分が次回作を出すことをどう思うかなどを考えると、次の本を出版したくなくなり、本を書かずに田舎に帰ろうかとも考えていたそうです。

しかし、彼女は自身が失敗していた若いころに取った行動を思い出し、再び次の作品を作ることが出来たそうです。

失敗していた時に感じていたこと

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今となっては大成功を収めた彼女ですが、不遇の時代もありました。若い頃、食堂でウェイトレスをしながら6年間作品を書き続けましたが、出版社に断られ続け、何も失敗できなかったのです。

この時彼女は何度も絶望し、書き続けることをやめ、苦痛から逃れようか迷ったそうですが、彼女が再び書く決意をできたのは、彼女が「私はやめない。自分の居場所に戻るんだ」と考えられたからだったそうです。

彼女にとって、書くことへの愛情は失敗する辛さに勝るものであり、自尊心や自分自身よりも書くことの方が大事だったのです。

成功して感じたこと

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そして成功し、「食べて祈って恋をして」の騒動の渦中にいた彼女には、不思議なことに、成功した自分とウェイトレス時代の自分が重なったように感じられたそうです

誰もが羨む成功を収めた今と、失敗ばかりしていた昔、共通することなど何もないように思われましたが、彼女の心から、昔の自分に戻った感覚が離れませんでした。

その理由を彼女は次のように説明します。

失敗と成功の共通点

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彼女は、失敗と成功には共通点があると言います。それは、本来の自分から遠く隔たった場所にいるということです。失敗すると、先の見えない絶望の淵に立たされ、成功すると名声と評価と賞賛で周りが見えなくなります。

失敗は悪いこと、成功は良いこととされていますが、「感情の絶対値」で見ると、本来の自分から離れていることは同じであり、どちらの場合でも心の深みの中で道を見失う危険が伴います。

突然大きな成功を収めた人が、周りからの賛辞に溺れ、道を踏み外してしまったりするのはそのためです。

彼女は、成功しても、失敗していた昔と同じような方法で本来の自分に戻ることが出来ました。

居場所を見つける大切さ

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彼女は成功しても本来の自分に戻れた理由は、彼女が自分の「居場所」を知っていたからです。そして、その「居場所」を見つけ、そこから決して動かないことが大切だと彼女は言います。

その居場所とは、「自分よりも大切な、耽溺や幻想ではない 価値のある何か」です。これを見つけられたら、目まぐるしく変わる結果に左右されることはなくなると彼女は言います。

失敗や成功が原因でそこから閉め出されてしまったら、その「居場所」を取り戻すために戦うのです。死に物狂いで、深い敬意を持って取り組めば、愛情が呼び覚まされ、自分の「居場所」に戻ることが出来るでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

自分の「居場所」を見つけることで、どんなことにも左右されない、芯の強い人間になれるということを彼女は言いたかったのだと思います。

その「居場所」を見つけることが難しいとは思いますが、彼女の言う「自分より大切な、価値のある何か」について、ゆっくりと考えてみてはいかがでしょうか?

動画はこちらです。