26歳で営業をやめてエンジニアに転職に成功!開発未経験なのにポテンシャル採用された理由とは

投稿日:2016.11.18更新日:2016.11.18

近年スマートフォンの普及により、Webサービスが増え、エンジニアの需要が高まっています。
Web業界では各社エンジニアの中途採用枠を増やし、新卒では600万以上の年収で募集するケースも。力のあるエンジニアはまさに引く手数多の時代と言えます。

学生であれば、情報系専攻でない人でも新卒で学べる会社に入社して、エンジニアになることが可能です。しかし、能力やスキルが求められがちな中途ではそういう訳にはいきません。エンジニアで応募しても書類で落とされることがほとんどでしょう。

どうすればキャリアチェンジしてエンジニアになれるのでしょうか。実際に20代で営業からエンジニアにキャリアチェンジしたCさん(仮称)に成功の秘訣を聞いてみましょう。

キャリアを積み上げた先に可能性を見出だせず、営業を辞めた

新卒で人材系のベンチャー企業に入社し、営業になりました。学生時代は文学部で西洋史を専攻していましが、大学院にいた先輩たちが軒並み就職難に陥っているのを見て、大学院に進むことは辞めて3年生で就職活動を始めました。

人材業界に飛び込んだのは、人が仕事に困ったり、探したりすることがずっと続くと思ったから。

実際、中途採用媒体の営業をしていましたが、当時は景気が良く、会社の業績も好調。Cさんは大学時代から先輩に可愛がられる後輩力があるタイプだったこともあり、体系的な営業ノウハウやトークスクリプトを持つ先輩に取り入り、個人的に営業ノウハウを叩き込んでもらいました。そのノウハウを活かしつつ、営業先の採用担当者や中小企業の社長と仲良くなり、現場配属後すぐに受注がとれるようになりました。

4年ほど経ち、チームリーダーになり、部下を持つように。ある程度成果の出し方もわかってきたので、会社の中でのキャリアも見えてきました。ただCさんの会社ではチームリーダークラスでは営業インセンティブがありますが、マネージャーになるとありません。

酔った席で10歳離れたマネージャーの給料を聞くと年収で550万円。それを聞いて、ちょうど1年以内には付き合っていた彼女と結婚したいと思っていたこともあり、Cさんはこのままキャリアを積み上げていって未来があるのかと思い始めました。

そんな折、Cさんは大学時代のサークルの友人で新卒でエンジニアとして入社し、今はフリーランスで活躍するDさんと会うことに。聞くと、彼は週4日働くだけで年収600万円あるそうです。

元々高校時代に魔法のiランドというガラケーサイト制作ツールで友だちと日記ホームページを運営していた際に、サイト作りも面白いと思っていたこともあり、エンジニアのキャリアに可能性を感じたのでした。

そのままの勢いで翌週辞表を提出し、エンジニアにどうなるかの道筋は見えないにもかかわらず、会社を辞めることになりました。

自由に何かを生み出す仕事をしたい、それを叶えられるのがエンジニア

勢いで辞表を提出したCさんですが、エンジニアになりたいと思ったのには他にも理由がありました。

フリーランスになりたい

Cさんは母子家庭だったので、幼い頃親が夜遅くにならないと帰ってきませんでした。そのため、Cさんは結婚後は子供が小さい頃は家にできるだけいてあげたいという想いがありました。

その点エンジニアは魅力的でした。今は実力のあるエンジニアであれば、個人でフリーランスとしてもやっていける時代。クラウドソーシングサービスで仕事を見つけることもできるので、実力をつけてゆくゆくはフリーランスとして働き、自宅でも働けるようになろうという考えたのでした。

クリエイティブな仕事をしたい

人材で営業をしていて彼が感じていたのが、「この仕事で自分はどんな価値を出せているのだろうか」ということ。営業として決められた商品を売るだけではなく、自分ならではの価値を生み出したいとか常々思っていました。

エンジニアの魅力は自分でものを作れること。同じ会社のエンジニアチームが新しいサービスをリリースするのを横目に羨ましく感じていました。自分がアイデアに命を吹き込んで、自分だからこそできるモノづくりをしたいー強い想いを持ってエンジニアのキャリアを選び取りました。

プログラミングをどうやって勉強したか

とは言え、Cさんはプログラミングは未経験。どうやって勉強して力をつけたのでしょうか。

一番やり込んだのはドットインストール。辞表を提出してから辞めるまでの1ヶ月間は仕事を定時に終わらせ、ドットインストールにかじりつく毎日でした。動画をひたすら見た後にやるのは写経。お手本のサンプルコードやチュートリアルをベースに夜遅くまで自分の手でRuby on Railsのソースコードを書き続けました。

勉強していくうちにフリーランスとしていきなり働くのはさすがに難しいと悟り、まずは勉強しながらエンジニアとして働ける会社へ転職することにしました。

そこで勉強を続けながら、転職活動も行いました。自分でネットで探したWebサービス運営を行う会社を何社か受けましたが、ことごとく未経験が理由に落とされてしまいした。

そんな中1社だけ声をかけてくれた会社がありました。500人規模の中堅ベンチャーでしたが、雇用形態はインターンならということでした。それでも、Cさんはそれを受け入れ、有給消化の3週間挑戦することにしました。

最初はgitの使い方もわからず、社員エンジニアに呆れられたCさんでしたが、そこは持ち前の後輩力で突破。呆れられてもめげず、質問を続けるCさんに周りも感心し、いつしかCさん始め、インターン向けに勉強会が開催されるように。実力もメキメキ上がっていきました。

未経験OKのエンジニア職に応募し、見事採用

インターンをしながらも、職探しを続けました。インターン先の社員からエンジニア採用に強いエージェントを紹介してもらい、その人のつてで未経験OKの会社を探すことに。彼はエンジニアキャリア設計の専門家。未経験でも勉強していく気概があり、ちゃんと教えてもらえる環境があれば大丈夫だと応援されました。

有給休暇の3週間が過ぎ、インターンを始めること3ヶ月。ようやくエージェントの紹介で開発経験がない未経験でも伸びしろがあれば採用するという小さな制作会社を見つけることができました。その制作会社の社長は、Cさんが自分で勉強して徐々にコーディングスキルをキャッチアップしていっている話を聞き、これなら一人前も近いかもしれないと思ったのが採用の決め手だったようです。

現在では有名メガベンチャーに転職

酔った勢いから辞表を提出してから3年。Cさんはもう一度転職し、有名メガベンチャーに転職。教育向けのアプリのエンジニアとして活躍しています。今ではチームに配属された新人のエンジニアの教育係も任されています。

プライベートでは、当時付き合っていた彼女と結婚。今では5ヶ月の男の子のお父さんです。まだ小さいので、奥さんが育休でついていますが、もう少し大きくなったら、Cさんは独立して、在宅でフリーエンジニアとして働くことも考えているそうです。

エンジニアへのキャリアチェンジのチャンスを掴んだ理由は?職務経歴書に書くべきポイント

さて、Cさんがエンジニアとしてのキャリアの糸口を掴んだポイントは何だったのか。営業からエンジニアに転職したい時に職務経歴書にアピールしたいポイントをまとめてみましょう。

キャッチアップ力がある

 201×年度 部内順位◯名中7位 売上1,800万円 個人目標111%
  新人6名中1位
 201×年度 部内順位◯名中5位 売上2,200万円 個人目標106%
 201×年度 部内順位◯名中3位 売上2,800万円 個人目標123%

営業経験では、新人時の売上を上げる速さがわかりやすいように工夫しています。これはただ営業ができるだけでなく、新しいものを体得するキャッチアップスピードが早いことを強調する意味合いがあります。

ただ営業ができることは、新しくプログラミングを学ぶことに何の役も立ちません。営業を体得した学習プロセスが再現性のあるものだと伝えることが重要です。

 201×年7月〜◯◯株式会社 小遣い稼ぎサイト△△ サーバーサイドエンジニアとしてインターン
   エンジニア6名チームで、リードエンジニアの下で機能改善やバグ改修に従事。
   週2〜3のリリースをコンスタントに行う。
   社内勉強会や上司からのレクチャーでアジャイル開発やgithubでの開発フローなどを学ぶ。

インターンでの開発経験はできるだけ定量的にどのようなことをやったかをまとめました。リリースといっても、簡易な修正ばかり。学んだ内容も初歩的なところですが、着実に人から新しいことを学び成長していることを強調しました。

未経験で転職する場合は、等身大の実力を表現し、その上で謙虚な姿勢で貪欲に学ぶ気概を見せることが大切です。たとえ大きく見せたとしても、書類や面接で見抜かれてしまいます。

エンジニアリングの勉強経験

個人的な勉強経験を記述することも重要です。Cさんの場合はドットインストールでしたが、現在では1ヶ月で未経験からサービスが作れるレベルになれるというTECH::CAMPやオンラインで受講できるTechAcademyのような講座もあり、就業中から勉強することができます。

未経験でも歓迎の会社があるとは言え、こうした機会で自分でキャッチアップしておく方が、より採用可能性が高まります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。職務経歴書のポイント以外では、Cさんは良いエージェントを見つけられたのが大きかったですね。

未経験での転職の場合、候補者のスキルよりもスタンスや資質が基準を満たしているかが争点となります。そのためには企業と候補者を引き合わせるエージェントが企業のニーズと候補者のポテンシャルを結びつける作業が重要です。

しかし、スキルで見極めるわけではない分、至難の業。今回のエージェントは企業側のニーズも、エンジニアに向いている人材の見極めも上手い人だったのが功を奏しました。エージェント選びのようにどうやって職を探すかも転職する上では大事なポイントです。

みなさんもこちらを参考に営業からエンジニアへ手に職つけるキャリアチェンジを検討してみてはいかがでしょうか。
※この記事は実話を元にしたフィクションです。

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