野球監督から政治家まで!「カンブリア宮殿」に出演した会社・人物40選【2008年度版】

投稿日:2016.10.17更新日:2016.10.31

2008年初期の日本の景気状況は、2007年のアメリカのサブプライムローン問題発生をきっかけに株価が下落し、景気は徐々に深刻な不況へ向かっているところでした。政治では安倍内閣総辞職の後、福田内閣誕生していました。カンブリア宮殿では国際的な企業や監督、政治家といった多彩な顔ぶれが登場しています。

2008年1月~2月

1. 株式会社楽天野球団 野村克也氏

楽天野球団が経営する東北楽天ゴールデンイーグルスは、2004年に新しく東北の地に誕生したプロ野球球団です。球団職員と球団員が一体となって東北のファン愛される強い球団になるようチーム作りに取り組み、2013年には日本一という輝かしい栄光を手にしました。これからも野村監督が唱える「1対0で勝つチーム」を目指し、お互い支えあいながら全員が全力を尽くし、全員の力で「優勝」を勝ち取れるよう日々努力を重ねています。

2. 宮崎県知事 東国原 英夫氏

2007年1月23日~2011年1月20日まで宮崎県知事を務めていた東国原英夫氏が登場しました。宮崎県知事として、自らを「宮崎県のトップセールスマン」と称し、積極的にマスメディアに出演して宮崎県そのものや、マンゴーや地鶏などの特産品の宣伝を行っていた姿が印象に残っています。車や知事公舎などの公費削減、鳥インフルエンザ発生の危機の素早い対応などが地元住民の支持を得ていました。トップに立つ人物としてのあるべき姿だったのかもしれません。

3. 株式会社ロック・フィールド

神戸に本社がある惣菜(とりわけサラダ)の製造と販売を行っているロック・フィールド社長、岩田弘三氏が登場しました。デパ地下に行けば同社が展開する「RF1」を必ずと言ってよいほど目にするはずです。ボリューム感のある盛り付け、彩りを重視し、年商450億円を超えるビッグカンパニーに成長しています。約500人が利用する社員食堂で社員の味見テストを受け、及第点をクリアした商品だけが店頭に並びます。経営者として「一歩先を見る」ことは当然ですが、社員食堂での社員からの評判が貴重な情報となっているようです。

4. 際コーポレーション株式会社 中島武氏

際コーポレーションはライフスタイルカンパニーとして、レストランやホテル・旅館・ウェディングなどを中心にグループ全体で約360もの店舗を運営し、年間売上240億円、衣食住すべての領域で事業を営んでいる会社です。 西洋と東洋の「際」を目指して、様々な業態の店舗を作り続けており、「紅虎餃子房」「上海バール」などが有名です。ビジネスチャンスを逃さず豊かな人材を育てることで、現在も成長&拡大し続けています。

5. 株式会社 小松製作所 坂根正弘氏

建設機械、林業機械、産業機械などの事業を展開し「KOMATSU」のブランドロゴで世界的有名企業、小松製作所の当時社長、坂根正弘氏が登場しました。坂根氏はブルドーザーの設計者として小松製作所に入社し、800億円の赤字が出ている状況で社長に就任し、V字回復を実現した経営者として知られています。「ダントツ」を合言葉に、商品、サービス、データ活用にこだわり、「世界のコマツ」として他の追随を許さない経営を続けています。

6. 株式会社生活創庫 堀之内九一郎氏

生活創庫は静岡県浜松市に本社を置く大手リサイクルショップ会社でした。堀之内九一郎が個人営業として起業し、全盛期には250店以上も店があり、年商100億とも言われましたが、資金繰り悪化により、現在生活創庫の事業は株式会社リハンズが行っています。中古品売買はWeb上でのビジネスに取って代わられているのは周知のことですので、現在リハンズでは廃棄物の排出量削減とリサイクルの推進をテーマに、電化製品、家具など大型商品を中心にエコビジネスを進めています。

7. 株式会社ザ・ウィンザー・ホテルズインターナショナル 窪山哲雄氏

ザ・ウィンザー・ホテルズインターナショナルはホテルの運営・経営受託を行っています。当時社長の窪山哲雄氏の力でホテルを再建し、2008年に北海道洞爺湖サミットのメイン会場に選ばれた国際的な高級リゾートホテル「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」がその代表です。『ミシュランガイド北海道 2012 特別版』で最高ランクの「5」を獲得したことでも話題になりました。同社は2014年7月明治海運グループとなりましたが、徹底的な顧客管理とおもてなしで世界のたくkさんのお客様から認められています。

2008年3月~4月

8. 伊藤忠商事株式会社 丹羽宇一郎氏

伊藤忠商事は、青山に本社を置く日本屈指の大手総合商社です。2016年3月期の連結純利益見通しは3300億円、悲願としてきた商社業界首位の座を手にすると言われています。カンブリア宮殿登場の丹羽氏は、多額の負債を抱えていた業績を過去最高の黒字を計上するまでに回復させたことで知られています。社員教育にも熱心で、タフネスさを養うための5日間もの登山や野外共同生活を取り入れた研修が話題になっています。

9. 株式会社カネボウ化粧品 知識賢治氏

カネボウ化粧品は、日本を代表する大手老舗化粧品会社として有名です。知識氏が社長として番組に登場したのは、2007年に多角経営の失敗で多額の負債を抱えたカネボウから化粧品部門をカネボウ化粧品として再生させるために経営改革を猛スピードで進めている状況下でした。現在、化粧品業界は多数の海外ブランド参入により、競争が激化しています。女性が働きやすい環境を整えるなどの工夫で、起業としての競争力を高めるよう取り組んでいるようです。

10. 日清食品株式会社 安藤宏基氏

インスタントラーメンのことを「カップヌードル」と言ってしまうほど圧倒的なブランド力とロングヒット商品を生み出している日清食品。ユニークなCMも毎回話題になりますね。番組登場の安藤氏は創業社長の息子で二代目です。「打倒カップヌードル」をスローガンに社内活性化に取り組み、大胆な社内改革を数多く行っています。横浜の新い観光スポットとなるカップヌードルミュージアムをオープンさせるなど、時代に合わせた新しい商品やアイデアを積極的に打ち出しています。

11. 野球日本代表監督 星野仙一氏

星野仙一氏は現役時代は投手として活躍後、中日、阪神の監督を経て、2008年には北京オリンピック野球日本代表を務めました。その後の東北楽天ゴールデンイーグルスを含め、これまで率いたすべてのプロ野球球団を優勝させています。熱血漢で有名で「燃える男」の異名を持つ一方、新人の抜擢や若手の育成に定評があり、「理想の上司」とも言われました。星野監督の「叱る」と「褒める」をバランスよく組み合わせたマネジメント術は企業における人材育成にも通ずることでしょう。

12. 株式会社アルプス技研 松井利夫氏

アルプス技研は、技術者派遣事業、技術プロジェクトアウトソーシング業(開発・設計・製造・評価などの受託)を行っている企業です。松井利夫氏は25歳でアルプス技研を創業し、東証一部上場企業まで育てあげた敏腕経営者として知られいます。同社の成長は、教育投資を惜しまず、技術研修だけでなくヒューマン研修等の多彩できめ細かな研修と多くの学びの場を用意し、「人財力」の高い人材を育て、結果としてお客様から高い評価を受けていることによります。

13. 株式会社リンクアンドモチベーション 小笹芳央氏

リンクアンドモチベーションは、モチベーションの高い組織創りを実現するコンサルティングファームです。大手企業の構造変革から成長ベンチャーの基盤整備に至るまで、年間1800社にのぼる数多くの案件を手掛けています。小笹氏はモチベーションをマネジメントすることで、「や気」と「成果」を最大化することができると提唱しており、自社人材の教育にも「コミュニケーションコストだけは絶対に削減してはならない」という徹底した基本社風で取り組んでいます。

14. 株式会社オンテックス 小笹 公也氏

オンテックスは、1984年創業の大阪にある外壁・屋根・内装インテリア等、宅のトータルリフォームを手がけている会社です。前述の小笹芳央氏と小笹公也氏は兄弟です。当時21歳の小笹氏が始めたビジネスは、現在では全国展開し、塗装リフォーム業界においてトップクラスの年間売上を誇ります。社員がモチベーションを維持しやすいように、独身寮や住宅補助制度を充実させたり、しっかりと休日が取得できるシステムを整えたりと、福利厚生にも工夫がみられます。

2008年5月~6月

15. 株式会社大地を守る会 藤田和芳氏

大地を守る会は有機野菜や国産の自然食品などを各家庭の玄関先までお届けしています。有機野菜の普及運動にいち早く乗り出し、有機食材宅配事業を立ち上げたのが藤田氏です。会員数は着実に伸び続け、ウェブストア利用者もあわせて顧客は20万人近くにも及んでいます。北京での同ビジネスにも注目が集まっています。おいしいオーガニック革命で日本の第一次産業を守り育て、人々の生命と健康を守りたいという大きな目標が実現に向けて動き出しています。

16. 聖隷浜松病院 堺常雄氏

隷浜松病院は静岡県浜松市で積極的に高度医療や地域医療連携に取り組んでいます。医師不足に悩む病院が多い中、産婦人科医や小児科医を含む多くの医師が集まり、救急医療を充実させています。医療現場でITを活用した情報の“見える化”を進めるため、抜本的な組織改編を行い、診療と経営の質を共に向上させることで、利用者に望まれる適切な医療を提供することに成功しています。堺氏は病院経営の第一人者として、様々な講演会等でも活躍しています。

17. 株式会社はせがわ酒店  長谷川浩一氏

家族3人で切り盛りしていた下町の小さな酒屋から始まった「はせがわ酒店」は、いまや表参道ヒルズ・東京駅グランスタ・東京スカイツリーなど都内の注目スポットで看板を掲げる有名店に成長しています。長谷川氏は、社長自ら直接全国の蔵元に仕入れに回り、一般には知られていない素晴らしい日本酒をより多くの人に伝えています。日本酒に対する未開拓の世界ニーズを発掘すべく、ニューヨーク、パリ、ミラノ、香港、ロンドンでのイベントを開催するなど、海外でのアピールも積極的に行っています。

18. 日本電産株式会社 永守重信氏

日本電産は京都に本社を置く東証一部上場の電気機器メーカーです。現在売上高は1兆1782億円、2020年度は売上高2兆円を目指す同社の急成長の背景には、永守氏が積極的に進めてきたM&A戦略があります。経営不振企業を買収した場合でも、人員削減をせず、問題点の洗い出しから始まり、意識改革によって収益改善は進めることで復活させています。最近では経営不振に陥ったシャープ社長を招き入れ、今後の展開が注目されています。

19. 株式会社ダスキン 伊東英幸氏

大阪府吹田市に本社を置くダスキンは、モップ・マットのレンタルや清掃業務を中心に、ミスタードーナツ事業などを展開しています。不祥事により経営が傾きかけた状態で社長に就任し、経営再建を託されたのが伊東氏でした。当時2400店の加盟店オーナーや社員と対話し、「喜びのタネをまこう」という理念に原点回帰し、忠実かつ着実に理念を実行する作業を繰り返すことで立て直しを成功に導きました。回復後のダスキンは事業領域を増やし、海外にもステージを拡大し、勢いを増して成長中です。

20. Ken Okuyama Design 奥山清行氏

奥山清行氏はイタリア人以外で初めてフェラーリをデザインしたカーデザイナーとして世界で活躍しています。その奥山氏が代表を務めるKen Okuyama Designでは、奥山氏の故郷山形に工場を構え、自動車・インテリア・眼鏡といった自社ブランドの企画開発・販売を行っています。現在はヤンマーホールディングスの社外取締役を務め、北陸新幹線や航空機、農業機器のデザイン監修にも携わっています。

21. 千房ホールディングス株式会社 中井政嗣氏

大阪道頓堀発のお好み焼きチェーン「千房」。創業者で現社長の中井政嗣氏が、庶民の「お好み焼き」を、接待に使えるディナーにまで変え、国内外に62店舗持つ大チェーン店に成長させました。お客様と従業員の一人ひとりに関心と愛を持って接することを徹底し、「たった一人」との出会いを大事にしてきました。全員が成長できると信じ、人材育成に手を抜かない教育が、社員に愛される会社をつくり、会社の繁栄に繋がっています。

2008年7月~8月

22. アルピニスト 野口健氏

アメリカ・ボストン出身の日本人アルピニスト(登山家)として有名な野口健氏。25歳で七大陸最高峰世界最年少登頂記録を樹立したこともよく知られています。富士山に不法投棄された大量のゴミ問題を発信し、自ら率先してエベレストや富士山の清掃登山を行う姿が報じられています。子供たちを対象とした環境学校の開校させるなどと環境問題と向き合い、災害に対する募金活動も積極的に行うなど、多岐にわたる活動をしています。

23. 株式会社IDOM(ガリバーインターナショナル)

自動車の買取・販売で有名なガリバーインターナショナルは、社名変更してIDOMになりました。店舗名は「ガリバー」のままで展開しています。羽鳥兼市氏は設立からたった9年で東証1部に上場させました。「買取専門」として買取に徹し、オークションなどに転売することで在庫を抱えるリスクを回避したビジネスモデルが成功のカギです。現在は2人の息子が社長という異例の体制で、従業員2000名超、全国約460店舗で世界一に挑んでいます。

24. フェアトレードカンパニー株式会社

フェアトレードとは、発展途上国で作られた原料や商品を適正な価格で取引することで生産者の生活向上に繋げる貿易の仕組みで、一般の消費者が普段の生活で気軽に社会貢献ができる一つのツールでもあります。サフィア・ミニー氏がフェアトレード事業を法人化したのが「フェアトレードカンパニー株式会社」です。その代表的なブランドにピープル・ツリーがあります。アジア、アフリカ、南米の約140の生産者団体と契約を結び、オーガニック等の自然素材の衣料品や食品を、環境に配慮したプロセスで生産、販売しています。

25. 株式会社いろどり

いろどりは、料理の「つま」として使われる葉類を扱う徳島県のベンチャー企業です。JA出身で代表取締役の横石知二氏が過疎化と高齢化に悩む町の高齢女性たちの「やる気」を結集させました。日本料理を美しく彩る季節の葉や花、山菜などを山で採集し320種類以上の「いろどり」ブランドの商品にアレンジして出荷しています。10名程度の社員、協力スタッフは200名、平均年齢70歳くらいの元気な会社です。

26. キョウデングループ

長野県のキョウデンは、橋本浩氏がつくったプリント基板を製造するメーカーです。試作用のプリント基板を短納期で製造するビジネスを新しく立ち上げたところ大成功しました。会社名は「今日から電気屋」からきているそうです。その後はM&Aで業況を拡大し、今や20数社からなるキョウデングループ、従業員は2000人を超え、「大江戸温泉物語」「日本元気劇場」の再生も手掛けています。

27. 中村ブレイス株式会社

中村ブレイスは米国留学から帰って来た中村氏が自身の故郷、世界遺産に登録された石見銀山、島根県大田市につくった医療機器メーカーです。義手、義足、シリコーンゴム製の人工乳房は形状、感触、色合いすべてがリアルそのもの。体の不自由な方々に元気を贈りたいという想いから生まれた高度な技術は世界から認められ、勢いのある会社として注目されています。

28. アドバンストマテリアルジャパン株式会社

アドバンストマテリアルジャパンは、レアメタルを専門に扱う希少金属専門商社です。レアメタルは携帯電話や液晶テレビ、ハイブリッドカー半導体などの先端産業製品に欠かせない金属ですが、非常に希少と言われています。社長の中村繁夫氏と社員たちはレアメタルの確保のために世界を駆け回っています。現在東京を本社に、ロシア、中国、シンガポール、ベトナムにも拠点を置き、活動領域をさらに拡大させています。

2008年9月~10月

29. KCJGROUP株式会社

「キッザニア」といえば、こどもが職業体験できるエンターテインメント施設として知られていますね。そのキッザニアを運営しているのがKCJ GROUP (キッズシティージャパン)です。住谷栄之資氏が、当時メキシコで運営されていたキッザニアに目を付けて日本に持ち込んだビジネスです。事業立ち上げの背中を押してくれたのは、お孫さん達だったそうです。日本では東京・甲子園の2か所で展開し、連日たくさんの子どもたちが学びながら楽しんでいます。

30. 株式会社平成建設

平成建設は静岡県沼津市に本社を置く建設会社です。お客様の理想や希望を可能な限り叶えるため、外注に頼らず、社内で優秀なレベルの高い職人を育て、専任の設計士と自社大工が理想の住宅を造っているのが特徴です。これは社長の秋元久雄氏の経営方針で、全国から優秀な大学生・大学院生を正社員として採用し、腕の良い大工を自前で養成しています。内製化という独自のビジネスモデルで、お客様の理想を叶えて高い信頼を獲得することと、社内技術の蓄積、コストのスリム化に成功しています。

31. 株式会社マキオ

株式会社マキオが鹿児島県で店舗展開する「A-Zスーパーセンター」をご存知でしょうか?過疎が進みつつある地域で成功した巨大スーパーとして、社長の牧尾英二氏とともに様々なメディアで取り上げられています。高齢者への配慮のため、1万㎡もある売り場でも1階建てにこだわり、ありとあらゆる取り扱い品目を並べ、食品から自動車に至るまで、まさにAからZまで何でも揃います。お客様との会話から消費者ニーズをキャッチし、取り寄せるのだそうです。簡単には真似できないビジネスモデルで成功しています。

32. 株式会社ヤマダ電機

ヤマダ電機は、大手家電販店としてお馴染みですね。創業者であり現会長び山田昇氏は、1973年に群馬県で電器店を創業し、一代で国内最大級の量販店に育てた人物として経済界で知られています。東証一部上場以降、M&Aを行いながら、積極的な出店攻勢を強め、47都道府県すべてに出店しました。インターネット通販の普及や家電市場の縮小で厳しい環境の中、社内の経営体制の見直しなどで業績の立て直しを図っています。

33. 川崎商店

川崎商店は米農家の川崎磯信氏が経営している富山県のお米屋さんです。農家として米を生産していましたが、流通経路の疑問を訴え、川崎商店を創業後、堂々と「ヤミ米(不正規米)」販売を行い、多くのメディアに取り上げられ話題になっていたことがありました。川崎氏が販売するヤミ米は安くて安全でおいしいと評判が広まりまし、現在は法律が変わり、ネット通販で富山県産100%のお米を販売しています。

34. ハードロック工業株式会社

ハードロック工業は、大阪に本社を拠点に工業用ナットの製造販売を行っています。創業者で現社長の若林克彦氏が、絶対に緩まないナットの代表的製品として知られる「ハードロックナット」を開発、阪神電鉄のレール部品に採用たのがきっかけで、シェアを拡大させていきました。若林氏の発明家魂は有名です。その後事業は急成長し、現在では国内外の鉄道・航空機・鉄鋼・建設・重工業分野でシェアを有する企業の一つになっています。

2008年11月~12月

35. 日本理化学工業株式会社

小・中・高校生の頃、教室の黒板に先生がチョークで板書していたのを覚えていますよね。そのチョークの国内トップシェアが創業して約70年になる日本理化学工業です。80名程度の大きくはない会社ながら、社員の約7割以上が知的障がい者ということで、存在感と知名度が高い会社です。昭和35年から障がい者を雇用し始め、現在川崎市の工場では約60名の社員が活躍しています。廃棄に課題を抱えていた北海道のホタテの貝殻を利用したチョークは、エコ関連の賞を受賞するなど、「日本でいちばん大切にしたい会社」にも選ばれたやさしい会社は、技術力も本物のようです。

36. 株式会社 ジェイティービー

大手旅行会社のJTBから現会長の田川博己氏が登場していました。世界的金融危機の真っ只中で、景気の影響を受けやすい旅行業界は大打撃を受けていました。出演時にはJTB内で地方の観光スポット開発プロジェクトを進めている最中でしたが、現在は日本旅行業協会会長としての立場も兼任し、日本における観光産業の活性化のため、交通インフラやWi-Fiインフラの整備を急ピッチで進めるよう呼びかけています。就職先ランキングでも常に上位のJTB。インターネットの出現で、旅行会社がなくても個人が簡単に旅行に行ける時代になった今、JTBはこれからの新しいビジネス形態を構築中のようです。

37. 品川女子学院

東京・北品川にある品川女子学院は対象14年創立の中高一貫の私立校です。一時期、中1生徒が5人という廃校寸前の危機的な状況に陥りましたが、6代目校長の漆志穂子氏による学校改革で入学希望者60倍、偏差値は20ポイントも上昇させ人気校になりました。28歳になったときをゴールとした特別のカリキュラムで、仕事や将来への興味を喚起し、結果として学力向上に結びつくプロジェクトが成功しています。漆氏は自著『伸びる子の育て方』で自己肯定感を育むことの大切さ、育み方を説いていますので興味のある方は読んでみてください。

38. プロゴルファー 青木功氏

青木功氏は千葉県我孫子市出身の日本を代表するプロゴルファーです。1964年に22歳でプロ入りし、4年連続賞金王獲得、世界的なプロゴルファーとして海外でも活躍し、日本人男性として初の世界ゴルフ殿堂入りを果たしました。現在は日本ゴルフツアー機構会長を務めています。青木氏は「体・技・心」が大事だと説いています。「体」の健康がまず第一、「技」・「心」は体力がなければ伴わないものだと、生涯現役の秘訣を語りました。この考え方には、共感出来ますね。

39. 株式会社ファーストリテイリング

ファーストリテイリングは、圧倒的に有名なユニクロ、GU、セオリーなどの大手衣料品会社を完全子会社として傘下にもつ持株会社です。グループ売上は1兆円を超え、代表取締役会長兼社長の柳井氏も名前が広く知られています。「2020年までに世界No.1のアパレル小売企業となり、売上高5兆円を目指す」という意欲的な目標を掲げ、勢力的に経営に取り組んでいましたが、失敗から学んだことをすぐに修正し改善に活かす姿勢が以前から根付いており、今回売り上げの伸び悩みを背景に、目標売上を3兆円に引き下げに踏み切りました。

40. 株式会社大分フットボールクラブ

大分フットボールクラブは大分を本拠地とする、Jリーグのプロサッカークラブ「大分トリニータ」を運営しています。当時、代表取締役社長だった溝畑宏氏は自治省官僚の職を投げ打ってスポンサーの開拓に奔走し、地元サポーターの熱狂的な支持を得て、2008年のJリーグ優勝など、チームの躍進に手腕を振るいました。その後、経営破綻に近い状況に陥った責任を取る形で辞任しました。現在はJ3で戦っていますが、J2復帰、J1への返り咲きを目指してがんばっています。

おわりに

成功している企業や組織を取り上げているカンブリア宮殿に登場しても、その後の経営状況が厳しくなるケースもあり得るということが分かりました。転職活動において、企業の今後の将来性を見極めるのは非常に難しいのでしょう。不況や災害など避けられない要因もありますが、企業の方向性や経営者のビジョンに共感をよく理解し、自分自身が納得できる基準で就職先を決めて欲しいと思います。

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